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[27]まつだのメールマガジン 満月の夜に vol.23
配信日時(配信数)
2015年08月30日17時26分20秒(453通)
配信数
453通
配信内容
■まつだのメールマガジン 満月の夜に vol.23
+++松田俊輔+++
【足の異変からみる身体の使い方・前編】
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こんにちは、かたこり整体院のまつだです。
北海道旅行の写真を全4部作でモリモリアップしました!!
北海道に行ってきた・積丹→余市→札幌"
http://kori.to/column/289/
北海道に行ってきた・美瑛→青い池→十勝岳
http://kori.to/column/290/
北海道に行ってきた・富良野
http://kori.to/column/292/
北海道に行ってきた・富良野ニングルテラス
http://kori.to/column/hokkaido293/
北海道に行ってきた・旭山動物園
http://kori.to/column/hokkaido295/
いや〜、北海道はめっちゃ楽しかったです!!
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足の異変からみる身体の使い方・前編
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今回は前回に引き続き、足の問題から身体を考えてみようかと。
肩こり、腰痛、むくみ、生理痛といった代表的な慢性症状がよくならないのは、その場所がわるいわけではなく、一言でいえば【バランスの悪さ】にあります。
バランスが悪いとはいっても、人の身体は補正や代償をして、なんとか安定させようという機能がついています。
バランスが悪く、グラグラ揺れている身体を、修正して安定させている。
修正で負担がかかったところに症状が出ているだけ。
これは自動調整なのでなかなか本人は自覚しづらい。
そういう身体は足首の硬さがあるので、足首を柔らかくしましょう。
ということを前回書きました。
今回はもう少し掘り下げて、
足首の硬さはどこからくるのか?
それは『身体の使い方』です。
足首の硬さを改善しても、そうなってしまった大本に気がつかないと、いずれ同じような症状で悩み、一時的な改善にしかなりません。
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身体は元々完璧?
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足の話をする前に、大事な前提の話。
患者さんは、
『身体のどこかに異常があるから治して欲しい』
身体に悪いところがあるという前提で来られる方が多いです。
わたしは、
『どんな身体も完璧』
悪いところはない。必要があってやっているだけという考え、前提にたっています。
自信を持っていえるのは4万人近くの身体を触った経験と、骨の形にあります。
日本人の祖先の化石で、キレイな形で残っているのは、1万8千年前(旧石器時代)の港川人ですが、骨の形や種類は現代人とほぼ同じです。
ホモサピエンスの祖先である318万年前の猿人の化石人骨『ルーシー』をみても、そんなにちがいはないですね。
大幅に変わったのは、頭部と顔面ですね。
脳の活動状況や食べ物がちがってきたからといわれています。
土台である骨をみても、身体はすでに完成されていたといえます。完成された身体に、さらにDNAには環境への対応する様々な情報が刻まれて、わたしたちに受け継がれています。
どこに異常があるのかな?と思うわけです。
自転車やパソコンだって、完璧に作られても、使い方次第で変わってきますよね?
人の身体も、その完璧性を失う使い方あるだけなんです。
環境が変われば身体の使い方も変わる。
身体の使い方が変われば症状も変わる。
環境の変化が身体に影響を与える事例をみてみましょう。
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しゃがめない小学生が増えている
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わたしのところにくるスポーツ障害の小学生の7割ぐらいに、足首の硬さがみられます。
片足バランス閉眼テストでも、5秒以下の成績。
立つという基礎ができてないわけですから、一生懸命に練習をしても、下手を繰り返し練習しているようなモノで、ケガも増えますよね。
こんな調査結果があります。
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島根大学が7000人の小中学生を対象に行った検査では、
足の裏を床にしっかりつけて「しゃがみ込む」ことができない
小学生35%
中学生36%
「前屈運動」で床に指がつかない
小学生20%
中学生18%
という結果が出た。
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宮崎大学医学部整形外科の帖佐悦男教授が行なった調査(2012年)は、
宮崎県内の小中学生8738人を対象としたもの。
『かかとをつけた状態でしゃがみ、静止することができるか』という「しゃがみ込みテスト」などの結果、骨や筋肉、関節などの運動器に「異常あり」と判定された子供は1123人(全体の12.9%)にものぼった。
軽度の異常が認められた子供も含めれば、全体の2割以上が何らかの問題を抱えていたという。
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徳島県サッカー少年団大会で、小学生834名をしゃがみこみテストで、メディカルチェックした際
しゃがめない子 14%
スムーズにしゃがめない子を合わせると21%の小学生が、踵をつけてしゃがめない結果が出ました。
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2割ぐらいに問題アリがみつかっています。
もう少し大規模な調査をしたら、パーセントは増える感覚です。
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足首が硬いと手首も?
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足首の硬い子どもが多くなっていますが、それとともに手首が硬い子どもも増えています。
足首と手首は連動しているので、硬くなってきます。
特に手首をそらす動作が苦手で、転倒して手をついたときに、昔は捻挫で済みましたが、今時はショックが吸収しきれずに骨折をします。
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現代人の足と身体の特徴
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足首が硬い特徴はお伝えしましたが、他にも、
ストレートネック
肩が上がる
胸が反る
反り腰
側湾
O脚
内股
内膝(膝のお皿が内側に向いている・つま先が真っ直ぐか内側)
過内回(膝から下が内側にねじれる)
外反母趾
扁平足
指先が曲がる(ハンマートゥ)
巻き爪
つま先側のタコ
横からみると全身が反っている
共通するポイントをいくつか持っています。
特に内股、内膝、過内回と足首の硬さは相互関係にあって、
内膝になるから、足首が硬くなる。
足首が硬くなるから、内膝になる。
といった悪循環のループになりやすいのです。
こういったねじれ自体が完全に悪いわけではなく、別の観方をすれば、今よりも症状が悪化しないようにしてくれているわけです。
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柔らかい足と硬い足
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全身の骨は約200個あるといわれています。
片足で28個。両足で56個
なんと足だけで、全身の1/4もの骨が集まっているわけです。
その足には、2つのモードがあります。
それが『柔らかい足と硬い足』
実際に体験してみましょう。
左右のどちらでもいいので、足を一歩前に出して膝を軽く曲げます。膝に両手を当てて体重をかけてください。そこから、膝を内から外へ、外から内に位置を変えてみてください。
内膝にすると、土踏まずが落ちて、足はベタッとなります。
外膝にすると、土踏まずがあがって、しっかりします。
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http://kori.to/ma/upfile/001.jpg
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立っているときは外膝で硬い足がデフォルトモード。
歩いて、着地の瞬間だけ柔らかい足になってショックを吸収して、また硬い足に戻る。それを繰り返します。
歩いているときに『柔らかい足と硬い足』がうまく切り替わるには、外膝であるコトが条件なんです。
内膝で立っていると、この硬い足ができず、足は柔らかいままで、28個の骨がバラバラの状態。外反母趾などの変形が起こったり、足首の中心に体重が乗らず、内側に体重が乗ることで、足首も硬くなります(距腿関節の滑走不全)。
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つま先はブレーキ・踵はアクセル
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もう一つ、足の機能を紹介します。
これも体験で解説しましょう。
イスに座って、軽く踵を浮かせて、おじぎをするように、つま先に体重をかけて立ち上がってみてください。
次は逆です。
おじぎをするように、踵に体重をかけて、立ち上がってみてください。
つま先だと、全身に力が入りますよね?
踵だと、スウッと立ち上がれる。
つま先はブレーキ・踵はアクセルの役目なんです。
踵に体重が乗って、硬い足から柔らかい足に、また硬い足から柔らかい足に、転がるように全自動で前に進むのが、本来の歩くです。
身体全体が反っていて、素足でもつま先重心の人が、踵の高い靴を履いたらどうなるでしょう?
みなさんブレーキを踏みつつ、前進しているわけですから、無理が出るわけですよね。
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根深い問題
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足首が硬くなる仕組みは説明しましたが、こういった身体の変化は、すべて身体の外の環境から影響を受けています。
慢性症状
↓
バランスの悪さ
↓
足首の硬さ
↓
姿勢教育と生活の変化
この姿勢教育が、これがなかなか根深い問題なんですよね。
根深いといっても、その深さと形がみえたら対処はすごくカンタンなんです。そんなカンタンなコトでさえ、この情報社会では埋もれてしまうという悪循環。。。
ながくなったので、続きは次号で(^_^)v
それでは、また!
かたこり整体院・松田俊輔
Good Day!
Don’t Forget Your Smile !
あなたの身体と人生が圧倒的に輝き
あなたと・・・あなたの大切なひとたちが、
しあわせになることを心から祈っています
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次は9月13日が新月です。
それでは、また。
西暦2015年8月30日
マツダシュンスケ
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発行編集者:松田俊輔
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