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[NO]タイトル
[35]まつだのメールマガジン 満月の夜に vol.30
配信日時(配信数)
2015年12月11日21時21分05秒(491通)
配信数
491通
配信内容
■まつだのメールマガジン 満月の夜に vol.30
+++松田俊輔+++
【姿勢の常識に疑問を持っている】
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今日の東京は小夏日和? 生暖かい風が吹き荒れましたね〜
20度越えですよ(笑)
今回は姿勢の常識がテーマ。
常識・・・その時代の広く一般的な考え方や見方ですが、これがある種の法則や絶対的なモノではないんですよね。
常識にしばられて、現実をみえなくなると、ズレが出て、苦しいですよね。
姿勢の話はもう10年ぐらいはことある度にしていますが、いまだに根深く貼り付いている『常識』のひとつです。
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良い姿勢と楽な姿勢
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雑誌an・anの特集をアップしたら、結構反響があったんですが、これが今時の常識なんですよね。
http://kori.to/column/post-67081/
http://kori.to/column/post-67084/
説明するまでもなく、やってみたらわかりますが、とても苦しい姿勢です。
ただ、常識的には『良い姿勢』です。
身体によい姿勢ではなく、見た目がよいとされている姿勢というわけですね。
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自分の姿勢を気にする人が多い
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日常の姿勢が症状やパフォーマンスに繋がっているのは確かです。
名古屋女子大学のアンケート調査でも、
他人の姿勢よりも自分の姿勢に関心があって、
7割近くの人が、自分の姿勢は悪いと答えています。
他のアンケート調査でも、だいたいこのような結果になっています。
他人から見られているのでは?と思い込んで、一生懸命に自分で気にしているわけです・・・
もし、それがよかれと思ってやりすぎていたり、猫背だと思っていたのが反っていたり。
自分の姿勢を把握するのは外から見られないので、出来ているようでもズレがあるのが現状です。
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『気をつけ』の姿勢とは?
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なんでこんなに姿勢を気にする人が多いかといえば、姿勢は教育に組み込まれているからでしょうね。
小学校から習う『気をつけ』の姿勢。実は『気をつけ』は身体を緊張させる姿勢なのです。
そもそも『気をつけ』はドイツ式軍隊の姿勢が元になっています。日本では、明治維新後にドイツの軍隊より導入されました。1887年(明治20年)ごろからドイツ式になったといわれています。
『気をつけ』=『よい姿勢』=『健康にもよい姿勢』
『気をつけ』は、呼吸をしにくくさせ、人の動きに制限を加え、自由を奪い、上官の命令を聞きやすくさせるのが目的。
『気をつけ』=『洗脳の姿勢』
それだけではなく女性の場合は、胸を張ることによって胸郭(鎖骨・肋骨)の位置が変わるので、バストの張りが失われ、重力に抵抗できなくなるために、胸が崩れる原因にもなります。連動して、骨盤の位置も変わるので、ヒップも垂れてきます。また、鎖骨の下にはリンパの合流地点である鎖骨下静脈があるので、老廃物が流れにくくなり、リンパが滞ることによって、むくみや冷えの原因にもなりやすいです。美容にもよくない結果になりますね。
これが現在一般的になっている『よい姿勢』といわれているモノの正体です。
『気をつけ』の本来の目的(上官の命令を聞きやすくさせる)を知っている、とある大学の先生は、授業が始まる前に背筋を伸ばすように指示(胸を張らせる)、先生の方を見るように机を叩きます。戦争は終わりましたが、学校現場ではいまだに使われています。
一人の先生が何十人の生徒をまとめるには便利な方法だからです(笑)
同じように正座があります。
正座の目的は
『お殿様が、部下に切られないように、身動きを取りにくくさせるため』
それがいつの間にか様式美になってしまったのです。
※参考書籍【正座と日本人】丁 宗鐵 (著) 講談社
残念ながら、『気をつけ』=『よい姿勢』=『健康にもよい姿勢』というのは多くの人の常識になったというわけです。
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日本人の姿勢
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日本人は、農耕民族だったこともあって、背中を丸めることで力(パワー・スピード・柔軟性)が発揮される構造に進化しています。
クワをふるう、荷物を背負うなど。刀や包丁もノコギリも引いて切ります。
床での生活(板の間)が長かったので、あぐらが普通です。
着物が似合う、猫背・なで肩が普通です。
宮本武蔵の肖像画や江戸時代の錦絵を見ても、キレイな猫背・なで肩。大工さんも胸を張っていては、ノコギリが使えません。たかが100年ぐらいでは『気をつけ』で楽に動けるように骨格構造が進化していません。残念ながら、欧米人の真似事をしていても、力は発揮できません。
映画『隠し剣 鬼の爪』では西洋式の行進を教えてもぎこちなく歩く武士たちが登場するシーンがあります。今は当たり前のようにできる、手を振る行進ができなかったんですね(ナンバのような身体をねじらない歩き方)。
モデルの【立ち方】【ウォーキング】(服をキレイに見せる、見た目だけの姿勢)を練習しても、身体が硬くなるばかりで肩こり・腰痛などもよくならないのです。
姿勢に関しても『なぜ?』『どうして?』という視点が必要ですね。
猫背姿勢
http://kori.to/ma/upfile/stand01.jpg
反り腰姿勢
http://kori.to/ma/upfile/stand03.jpg
楽に立つ姿勢
http://kori.to/ma/upfile/stand02.png
ちょっと長くなってしまったので、立ち方の実践編はまた次回。
それでは、また!
かたこり整体院・松田俊輔
Good Day!
Don’t Forget Your Smile !
あなたの身体と人生が圧倒的に輝き
あなたと・・・あなたの大切なひとたちが、
しあわせになることを心から祈っています
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次は12月25日が満月です。
それでは、また。
西暦2015年12月11日
マツダシュンスケ
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