【身体感覚を取り戻す】斎藤 孝

たまには本の紹介もしないと、ホントに勉強しているか伝わらないので(笑)

昨年50kmウォーキングに挑戦してみましたが、長距離をただ歩くというシンプルなことにある奥深さを感じました。

足はボロボロ、筋肉も使い切り、身体中の補正を使い切って、なお上から下から圧力がかかり・・・おもしろかったです。

これも一人ではなく、二人・複数だと感じ方も変わってきます。
山登りの時なんかがそうでしたね。

半年以上、片道15分ぐらいの通勤を毎日歩いています。
ボクはやっぱりジョギングよりウォーキングが好きです。

納豆みたいに粘り強く生きたい方には歩くのがオススメ(笑)

規則正しい呼吸や歩行は、脳内神経という観点からも精神の安定をもたらしやすいと言える。

・どうして歩くのか
 子どもの場合には、長く歩く経験が物事に対する粘り強さを育てる面がもっと見直されてよいと考える。歩くことは運動能力以上に、粘り強い意志の力と深く関係している。

・歩くことが作る聴く構えと学ぶ構え
何日も歩き続けるうちに、聴く構え学ぶ構えが自ずと深まる。

「人間を磨く」 「技を磨く」 「研鑽を積む」 「練磨する」 「切磋琢磨する」 などどいった表現は、この50年で急速に使用頻度が減っていった。人間を磨くや切磋琢磨といったまじめな生き方が、茶化されて気恥ずかしくなったことの要因としてある。しかし、根本的な要因は、磨くや研ぐという動きが実際の日常生活で少なくなってきたことにある。

反復練習が続けられると、その動きはやがて無意識の領域へ沈澱していき、技として定着する。これが技の量質転化ということである。

私は、いわゆる勉強は、スポーツの上達と同じ構造をもっていると考えている。上手に基本を設定し、基本を千万単位で反復練習することの大切さを身をもって確信すること自体が、学校教育の主たる目的だとさえ言ってもよいと考えている。何かができない状態からできるようになるためのプロセスには、同じ構造があるのである。

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